初めての歯科医院へ行く前に、確かめておくと安心なこと
費用は「初めての日に何をするか」とあわせて聞く
初めての歯科医院で気になることの一つが費用です。ただ、電話で「初診はいくらですか」と聞くと、「その日の内容によって変わります」という答えが返ってくることが少なくありません。歯科の費用は、その日にどんな検査や処置をするかで変わるからです。
聞き方を少し変えると、目安をつかみやすくなります。「初めての日は、どこまで診てもらえますか」「保険の範囲で、だいたいどのくらい見ておけばよいですか」と、その日にすることとあわせて尋ねてみてください。ホームページに初診の費用の目安を載せている医院もあるので、先に見ておくのも一つの方法です。
歯科の治療には、健康保険が使えるものと、使えない自費のものがあります。自費の治療の説明を受けたときは、見積もりを書面でもらえるか、その場で決めずに持ち帰って考えてもよいかを聞いておくと、落ち着いて選べます。
支払いの方法も、先に分かっていると安心です。現金のほかにカードや電子マネーが使えるかどうかは、医院によって違います。ホームページに書いていなければ、予約のときに一緒に聞いておくと、当日の会計で慌てずに済みます。
持ち物は、保険の確認に使うものと、飲んでいる薬の情報
受付ではまず、健康保険の確認をします。マイナ保険証や資格確認書など、保険の確認に使うものを忘れずに持っていきます。どの方法で受け付けているかは医院によって違うので、心配なときは予約のときに聞いておくと確実です。
転職や引っ越しのすぐあとで、加入している健康保険が変わったばかりのときは、手続きの状況によって確認に時間がかかることもあります。思い当たるときは、そのことも予約のときに伝えておきます。
ふだん飲んでいる薬がある方は、お薬手帳か、薬の名前を書いたメモを持っていくと安心です。歯科でも、問診のときに飲んでいる薬や持病について聞かれることがあります。
お子さんの受診なら、お住まいの自治体の医療費の受給者証など、保険の確認とあわせて出すものがあるかもしれません。ほかの歯科医院から紹介されて行く場合は、紹介状も忘れずに持っていきます。
以前ほかの歯科医院で受けた治療について、説明の書類などが手元にあれば、それも持っていくと話が進めやすくなります。手元になくても、いつごろ、どのあたりの歯を治療したかを思い出しておくだけで、問診票が書きやすくなります。
診療時間は「受付の終わり」まで見ておく
ホームページに書かれた診療時間の終わりと、受付の締め切りが違う医院があります。診療時間の終わりぎりぎりに着くと、その日は受け付けてもらえないこともあります。「受付は診療終了の何分前まで」といった書き添えがないか、表の下の注意書きまで目を通しておくと安心です。
初めての日は、問診票を書いたり保険の確認をしたりと、受付で少し時間がかかります。予約の時間より少し早めに着くつもりでいると、慌てずに済みます。問診票をホームページから前もって書けるようにしている医院もあります。
昼休みの時間、休診日、祝日のある週の扱いも見ておきたいところです。車で行くなら駐車場の場所と停められる台数、お子さんを連れて行くなら一緒に診療室に入れるかどうかも、行く前に分かっていると当日に迷いません。
初めての医院は、建物の入口や受付の場所が分かりにくいこともあります。地図で場所を見ておくだけでなく、ビルの何階にあるか、入口が通りのどちら側かまで確かめておくと、予約の時間に落ち着いて着けます。
予約を変えるとき、行けなくなったときの連絡
予約した日に行けなくなったら、分かった時点でなるべく早く医院に連絡します。早めに伝えれば、その時間を、治療を待っているほかの患者さんの予約に回すことができます。連絡がないまま行かないと、その枠は誰にも使われずに空いてしまいます。
連絡の方法は、医院が案内している方法に合わせます。電話のほか、LINEや予約のページから変更できる医院もあります。診療時間外は電話がつながらないことが多いので、夜に気づいたときに使える方法があるかを、予約のときに聞いておくと困りません。
遅れそうなときも、着く前に連絡を入れておくと、医院の側で順番を調整しやすくなります。どのくらい遅れそうかを伝えれば、そのまま待つか、別の日にするかを相談できます。
予約を取り直すときは、次に行ける日の候補をいくつか手元に用意してから連絡すると、話が一度で済みます。
聞きにくいことこそ、予約のときに
歯医者が苦手で緊張しやすい、車いすで通いたい、話すのが苦手なので筆談だと助かる。こうした事情は、当日になってから伝えるより、予約のときや問診票で前もって伝えておくほうが、医院も準備をしやすくなります。
問診票には、持病や飲んでいる薬のほかに、治療について希望することを書く欄が設けられていることもあります。書きにくいことは空けたままにせず、「直接相談したい」とだけ書いておくと、医院の側から声をかけてもらいやすくなります。
お子さんの受診なら、本人が歯医者を怖がっているかどうか、前に受診したときにどんな様子だったかを伝えておくと、医院も当日の声のかけ方を考えやすくなります。
費用、持ち物、時間、連絡の方法、そして自分の事情。どれも医院ごとに答えが違うことばかりです。気になることは、予約のときか来院の前に、医院に確かめておきましょう。
